現在、政策的な後押しが受けられるリフォームは主に3つ。順に列記すると①省エネ、②耐震、③バリアフリーです。どれもこれも重要なものばかりで、予算が許すなら全て行いたいですね。このうち②の耐震については「昭和56年5月31日以前に建築されたもの」、即ち旧耐震の時代の建物に限定されていることが多いので、より多くの利用が見込まれるのは①省エネ、③バリアフリーということになります。ところで皆さんは「省エネ」と「バリアフリー」、どちらか一方の予算しかない場合、どちらをより重視してリフォームを行いますか?

考え方は人それぞれなので一概には言えませんが、バリアフリーをより優先するのが一般的な回答になります。理由としては、「省エネ」の効果は1年を通して考えたとき、季節によって大きな差が出ます。ところがバリアフリーの方は、季節調整値みたいなものはありません。改修後の恩恵を年間を通して安定して受けられるので、まずはこちらから考えるべきです。

上に挙げた3つのリフォームには各種の優遇措置が受けられる、各種の融資を受けやすいといった共通のメリットがあります。次回からはそのあたりの情報をご紹介していきたいと思います。

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